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Sアリーナ担当日だったゆえ今年もみちのくプロレス宇宙大戦争には行けなかったわけですが、いったい何なんですかこの写真は…。左側の双子はともかくとして、真ん中にいる「鉄腕」さん、そして右側の大人2人のヤル気が怖いわ! ライガーさんはこの日昼間に行われたJ-CUPの公開記者会見でも「わたくしJ-CUPには出られないかもしれません!実はこの後みちのくプロレスで宇宙大戦争がありまして」と新日本ファンには全くよくわからない事情でご自身が発起人であるにも関わらず、J-CUPに参戦出来ないかもしれないとまでコメント。まあ皆さんご存じの通り地球と宇宙の無事は守られましたので、ライガーさんも無事J-CUPの1回戦、丸藤正道戦に出場できることになりました。めでたしめでたし。
…で終わればいいのですが中継大丈夫かしら。みちのくプロレス12.12後楽園大会は、早くも12月16日水曜日23時からサムライTVで中継があるのですが、もしかしたらなにがしかのCG的な編集がほどこされているかもしれません。まあそうだったらあの日後楽園で生観戦した方々だけの、胸の内にとどめておいて下さい。彼のことは。
さあ、そんなみちのく後楽園も終わったところで、「日本インディー大賞」の受付は14日月曜日いっぱいとなっております。こちらの左下にある応募フォームから、番組名「インディーのお仕事」を選んで頂き、1)MVP、2)ベストバウト、3)ベストユニット、4)ベスト興行、5)ニューカマー賞 の5つを選んで頂き送信して下さいませ。皆様の、皆様による、皆様のための「インディー大賞」です。
さて。
プロレス大賞の本家本元、東京スポーツ社制定2009年度プロレス大賞の年間最高試合賞に輝いたのが、11.20大日本プロレス後楽園大会で行われた伊東竜二vs葛西純であったことは皆さんご承知の通りです。棚橋選手の試合と3回目の投票までもつれた末の受賞、メジャー団体ではなく、しかもデスマッチであることなど様々に話題を呼び、皆さんの間でも例年以上に語られたのが今年のベストバウトだと思います。
特に関係者の喜びはひとしおでした。大日本プロレスの中継番組、大日大戦の血圧たかしディレクターはその日、大日本ではなくDDTの事務所に取材に行っていたのでした。
「いやあ、だって大日本が何か獲るとは思わないから、飯伏くんのコメントを取りにDDTの事務所で待機してたら『大日本に行ってくれ』って連絡が入って。飯伏くんの取材をしてから横浜に行ったんだよね。葛西選手も伊東選手も慌てて集合がかかって、誰もみんな信じてないようだった」
とのこと。彼が心を込めて制作したあの日の中継番組は瞬く間に電脳の世界にもupされ(苦笑)、あの日後楽園に行かなかった人たち、サムライ視聴者以外にも伊東vs葛西戦が広く知られるきっかけとなりました。
「中継がネットで見られていることに関してはまあ嬉しい反面かなり複雑な気持ちなんだけど(笑)。それがきっかけで会場に見にきてくれたりサムライ視聴者になってくれたりすればそれが一番いいかなあ」
と話していました。
私を含め須山さん、サムライの大日本担当者、そしてもちろん世界中のBJWを愛するファンにとってはしばらく興奮冷めやらぬ状態だった今回のベストバウト受賞ですが、当のご本人たちは意外と冷静に受け止めていました。葛西選手のコメントです。
「今回なんかIWGP選手権と1票差なわけじゃないですか。メジャー団体っていうのはある意味みんないい試合すれば獲れて当たり前っていうのがどこかあると思うんですよ。それを俺なんかが受賞して、すごく悪い言い方すればザマーミロと。見たか、と。でもこれを、胸クソ悪いと思って欲しいんですよ。あんな奴らに負けてなるものかと、そういうふうにメジャー団体の人たちが思えば、プロレス界はきっと良い方に活性化すると思うんです」
ネットで自分たちの試合が評価されている事に関しては、
「結局あの後楽園に来た人しかあの試合はもちろん生では見ていないんだけれど、ネットで見られてそれをみんな喜んでくれたっていうのは、生で見ていない人にも届いたってことだと思うんですよね。それは嬉しいです。まあ今度はチケット買って見に来いよってことなんですけどね(笑)」
で、今回私が一番驚き、かつ感動したのは、大日本のグレート小鹿社長が葛西選手にかけたひと言でした。(twitterにも書きましたが改めて)
「今回は社長が凄く喜んでくれて。授賞パーティに出るとき、
『ヒタチ決めていけよ。遠慮することなんかねえ。どうだ見たかと、肩で風切って堂々と歩いてこい』
って言ってくれたんです。社長もたまにはいいこと言いますよ(笑)」
私は全く知らない言葉だったんですが、「ヒタチ」というのは相撲用語で、「見えを張る、威張っている」という意味なんだそうです。
葛西選手は新人時代に、小鹿社長に連れられて東スポプロレス大賞のパーティに行ったことがあるそうです。私も覚えています。一時期まではよく、小鹿社長が大日本のメンバーを大勢引き連れて、パーティで挨拶回りをしていたものでした。インディー団体の、しかもまだスーツが似合っていない若手選手達にとって大御所たちが勢揃いするパーティは本当に居心地が悪そうで、会場の片隅でこっそりとビュッフェの恩恵に預かっていた姿を今でもはっきりと思い出します。
小鹿社長は日本最古のプロレス団体、日本プロレスの出身です。アメリカで大暴れし、全日本プロレスに移籍し、その後は紆余曲折のプロレス人生。団体を旗揚げし、あれやこれや事業を始め、横浜アリーナ大会を敢行したと思えば選手の離脱で団体は大ピンチ。
いつお会いしても小鹿さんは笑顔で、しかもあの身長ですから堂々としていました。だけれど、悔しい思いもたくさんしていると思うんです。日プロ出身といえども今はインデー団体(小鹿さんふう発音)の社長で、何ら恥じることはないとはいえ公の席で肩身の狭い思いをしたことがきっとあったんだろう。
だからこそ、メジャー団体の選手権試合と堂々と戦って勝利した今回の葛西選手、伊東選手に対しては、
「偉い人やメジャー団体の選手がたくさん来るパーティだ。失礼のないようにしろよ」
ではなく、
「自信持っていいんだ。堂々と胸を張って歩いて来い」
という激励が出たんだと思うのです。これまでの悔しさ、もどかしさが、小鹿さんの中でも一気に晴れたのが、今回のベストバウトだったんだと思うのです。(このあたりの心境は小鹿さんのブログ「小鹿注意報」 にも述べられています)
さあ、そんな授賞パーティが、今週水曜日の16日に行われます。「どんな格好で行くんですか?」と葛西選手に伺ってみたら、
「それみんなに聞かれるんですよ。何か凄い期待されちゃってるみたいなので、まあ普通にスーツ着ていってもつまんないので、何か俺らしいアレンジを加えていこうかなって思ってます」
とおっしゃっていました。おしゃれな葛西選手のこと、きっと葛西選手らしい、パーティに映えるコーディネイトでいらっしゃることと思います。そして、伊東選手と共に堂々と胸を張って、壇上に上がる姿をしっかりと見せて頂けることでしょう。
「まあそう言っといて実は葛西選手以上にその日肩で風切って歩いているのは、小鹿社長なんじゃないかって気もするんだけど」
と言っていたのは小鹿さんを良く知る前述の血圧たかしディレクターですが、まあそれはそれでいいのかな、と(笑)。小鹿さんにとっても晴れの日ですからね!
なので、私もちょいと頑張って、今週もちょっと頑張って週2回更新しようかな、と。16日水曜日に東スポプロレス大賞授賞パーティの画像をこちらでupしますので、皆さんのおめかしにどうぞご期待下さい。
Profile
- 生年月日:1969年8月5日生まれ
- 血液型:A型
- 出身地:神奈川県小田原市
慶応大学卒業後、1992(平成4)年テレビ静岡にアナウンサーとして入社。 報道・スポーツ・バラエティなどあらゆる分野で活躍し、テレビ静岡の看板アナウンサーとなる。 より一層の飛躍を目指し、1996(平成8)年3月、同局を退社しフリーとなり古舘プロジェクトに所属する。 その後はプロレス専門チャンネル初代キャスターに抜擢。 現在、年間100試合以上の取材観戦でレスラー顔負けのアグレッシブさを見せている。 その他レポーターやMC、執筆活動など幅広く活躍中。 サヨコアリーナPLUSは、業界でもファンが急増中。