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最近のコラム
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※文末に追記あり - 2010.7.5
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- 2009.7.20.mon
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みなさま暑いですねこんにちは。upがたいへん遅くなり申し訳ございません。サスケさん式の伸式土下座でお詫びいたします。
さて天然のもふもふの毛皮に覆われた我が家の猫どもは涼を求めてこんな体勢で日々やり過ごしており、全く猫としての矜持を忘れております。ちなみに左側のタビ男は遊び疲れてそのまま口を開けて寝てしまい、右のサバ子は寝ているつもりなのかもしれませんが目がばっちり開いています。サバちゃん怖いよ!
さて先週それとなく「セコンドについて」というお題で宿題を出したところ、これまた思いのほかたくさんの応募があり先生は感動しています。もしかして皆さんこういった大喜利系お題は大得意なのでしょうか? そんな皆様の素晴らしい作品をご紹介いたしましょう。
まずは大阪の浅倉修一(仮名)さん。Sアリにもよくメールを送って下さる方ですが、今回もお一人で6本という大量投稿をして下さいました。その中からいくつか。
「こんなセコンドは嫌だ」
★格闘技戦のインターバルに「さっきのラウンド中にマイミク申請がありました」と伝えるセコンド。
★格闘技戦のインターバルに「やる気になんなかったら無理してやんなくてもいいんじゃないすか」と草食系なセコンド。
★格闘技戦のインターバルに「次のラウンドで決めたら「S-AREMAの初回に間に合いますよ」とSAMURAI ヘビーユーザーなセコンド。
…ラウンド中にマイミク申請を伝えられた選手、早いとこKOしちゃえばお家でSアリ初回にも間に合うしマイミクOKのレスもで・き・る。
「草食系セコンド」についてですが、最近Sアリスタッフにも草食系が増えてきており、先日木村響子選手が乱入した時にも誰も止めてくれずたいそう肝を冷やしたのですが、番組終了後「ちょっと貴方がた! 身体張って止めてくれないと困るじゃないすか。ドラクエやってるんだからモンスター退治は得意なのでは?」と訴えたところ、「いやー、僕のドラクエのコマンドは『にげる』しかないんですよー」と言うではないですか。もうお姉さんびっくりしちゃいました。ちなみにドラクエは一度もやったことないんですけど、やっぱりやった方がいい?
次はヌーさん。
「一番印象に残っているのはアントニオ猪木対ラッシャー木村の二度目のシングル戦の時ですね。猪木の腕ひしぎに意地でもタップしない木村にアニマル浜口がタオル投入・・・あれは本当に素晴らしい判断だったと思います。」
なるほど! これは素晴らしいセコンドの例ですね。あと井上雅央選手の評価もやはり高かったです。あの痛そうな顔。さすが、NOAHのベストセコンド賞を授賞するだけのことはある、唯一無二のセコンドワークです。
最後はペンネームシャイニングエルボーさん。
★デスマッチで備品の被害状況を選手に告げる。
「○○さん、只今イスの被害額3万円経過です!」
これも試合中にやられると萎えますなあ。特にデスマッチファイターにとっては死活問題です。
他にも「ヨシヒコのセコンドにつく猪熊選手が素晴らしい」とか、「アイシングの場所などがわからなくなってあたふたするセコンドは困る」とか、本当にたくさんの投稿ありがとうございました。やっぱり私だけでなく、皆さんセコンドには何かと注目されているんですね。勉強になりました。ありがとうございました!
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また男色ディーノに泣かされました。19日のDDT新宿FACE大会で。といっても別に狩りの途中で頭突きされたわけではなく、試合後のやりとりに感動したのです。ディーノに泣かされるのって何度目だろうか。
両国での8冠戦に向けてベルト収集中のディーノ選手ですが、今回は趙雲子龍選手の持つ「大中華統一四川流無差別級王座東京編」に挑戦。その怪しすぎる名前、また趙雲選手が携えてきた(しかも真顔)パンダの顔のついた可愛らしい段ボール製ベルト、などからこれはまた相当な面白試合になるのかな?というムードだったのですが、試合が始まると一転、非常にスリリングかつ、上質なレスリングが展開されました。男色ドライバーをあれやこれやの切り返しで返していく様は見応えがあり、この2人のセンスを充分に感じされてくれました。
さて、激闘の末趙雲選手を下し、エクストリーム、大森級に次いで3本目のベルトを奪取したディーノ選手。マイクを取ると「ちょっと長くなるわよ」と前置きをし、自分が両国で8冠をかけて闘いたい相手を呼び出しました。それは誰もが意外に感じた名前でした。
「高梨くん!」
の声におそるおそるリングに上がったマサ高梨選手に、ディーノ選手はこう語りかけました。
「ちょうどアタシがDDTに上がり始めた6年前に高梨くんがデビューして、それからずっと、アタシたち前座を務めてきたわよね。会社が組んだ『ちょっと、こんなのどうすんのよ!』っていうような無茶ぶりにも何とか乗り切ってきたじゃない。だから今回は、そんなDDTにあえてワガママを言いたい。高梨くん、2人で両国でやろう」
高梨選手を前にもう完全にディーノ選手は涙声で、その理由はきっとこの2人にしかわからない。
でも、夢を抱いてプロレスラーになったとしても、誰もが飯伏幸太や棚橋弘至になれるわけじゃない。そしてプロレス団体には飯伏幸太や棚橋弘至じゃない役割の人間が、かならず必要です。メインイベンターじゃなくても、勝率は悪くても、受け身の名手だったりキャラクターが際立っていたりその場で行われていることを的確に表現できるマイクのセンスだったり、1つの団体において必要とされるプロレスラーのタイプは、さまざまです。
確かにこの2人は本当に、敢えて言いますが汚れ役をずいぶんとやってきました。元々ゲイレスラーであるディーノ選手はもちろんのこと、高梨選手にしてもアイドルだったり戦闘員だったりフランス人だったりたらこだったり女子レスラーだったりと、この6年間でかぶってきたキャラクターは片手におさまりきれません。
ある時なんぞは地方で「たっぷり!たらこマン」として発表されていたにもかかわらず何故かたらこの外側(?)が見当たらないことが当日になって判明し、慌てて高梨マサ子に変身してそのままの姿で飛行機に乗って現地に向かったそうです。ていうかよくマサ子で飛行機に乗せてもらえたなあ!っていう気もしますが。
会社の思惑も充分にわかります。だって、どんな対戦形式だろうがどんなローカルレスラーとの試合だろうが、ディーノ選手と高梨選手に任せたら、何とかなりそうな気がするもの。何とかなるだけでなく、すっごく面白いものを見せてくれそうな気がするもの。
でもその裏にはディーノ選手なり高梨選手なりが「どうやったらこの試合が成立するか、面白くなるか」を真剣に考え抜いた過程がきっとあるはずなのです。当たり前ですがそんな苦労はどこにも知らされることもなく、もっと言うと地方の前半戦だったりすると試合そのものも報道されることもなく、ごく一部の観戦者の記憶の片隅に残るだけです。
ディーノ選手も高梨選手もきっと、自分のレスラーとしての役割がわかり過ぎるほどわかっている人たちだと思うのです。だからこそ、いつも過剰なまでのサービス精神で自分たちのキャラクターを全うしてきた。
今回のDDT両国大会が決定した時、おそらくディーノ選手に関しては様々なアイデアがあっただろうと思います。でもディーノ選手は、高梨選手との8冠タイトルマッチを選びました。
「…そんな、ディーノさん無理です。ありがたいですけど胃がキリキリします。きっとここにいるみんなだってディーノさんが他の人と試合するのを見たいって思ってますよ」
とこれまた涙声でリング上に正座して訴えていた高梨選手でしたが、「いや、もうやる! 決めた! 高梨くん決定だよ。握手しよう」というディーノ選手の差し出した手をいきなり振り払い、急所攻撃を見舞ったかと思えば!
「おいディーノ! まだまだ甘いな! 闘う前に握手するバカがどこにいる! 両国は歓声も罵声も失笑も全部俺のものにしてやるよ! 楽しみにしてるんだな!」
と毒づいて、でも最後にぽつりと
「ディーノさん、ありがとう」
と言い置いて退場していきました。もうその豹変ぶりときたら私も流れ落ちる涙が引っ込む勢いで、でもマサ高梨としての仕事を全うした高梨選手にまたちょっと泣けた。そしてそんな高梨選手を満足そうに見送るディーノ選手がそこにはいました。
この日HARASHIMA選手が長井選手と、更には例の「いつでも挑戦権」をここで行使した矢郷さんを下したために正式に両国メインがHARASHIMAvs飯伏と決定し、その後に「キングオブピーターパン決定戦」(と銘打たれたわけじゃないですが)の高木三四郎vsザ・グレート・サスケのシングルマッチなど、両国のラインナップがかなり固まってきました。そんな中で決まった男色ディーノvsマサ高梨の8冠戦。たぶん、知らない人に言ってもよくわかってもらえないだろうし、ディーノ選手曰く「長くDDTを見ている人に見て欲しい」試合なんだと思います。でも昨日新宿でディーノの涙を見たお客さんは、例え6年前からDDTを見ていなかったとしてもこの2人の気持ちや覚悟は充分に感じ取ったと思います。もちろん私も、しっかりと受け取りました。
メインで両国の最後に入場するチャンピオンのHARASHIMA選手は、「みんなメインを喰う試合っていってますけど、それでいいと思うんです。でも絶対他の試合には負けませんよ」と言っていました。両国でデビューする人、両国で試合をせず裏方に専念する人、両国でおとな気なさを全開にする39歳vs40歳、役割は様々ながらみんな思いは1つ。
誰だって輝くことが出来る。身長が高くなくても、格闘技経験がなくても、身体能力に恵まれていなくても、何か1つ光るものがあればレスラーとして輝くことができるんだってことを、プロレス界の常識をひっくり返す形で教えてくれてきたのがDDTでした。だからきっと、他の団体にはできない両国大会を、きっとDDTなら、そしてDDT所属のレスラーなら見せてくれるでしょう。なんてことを書きながらまた密かにハードルを上げているわけですが、彼らならそんな無茶ぶりに答えてくれるはずだって、信じていますから。
Profile
- 生年月日:1969年8月5日生まれ
- 血液型:A型
- 出身地:神奈川県小田原市
慶応大学卒業後、1992(平成4)年テレビ静岡にアナウンサーとして入社。 報道・スポーツ・バラエティなどあらゆる分野で活躍し、テレビ静岡の看板アナウンサーとなる。 より一層の飛躍を目指し、1996(平成8)年3月、同局を退社しフリーとなり古舘プロジェクトに所属する。 その後はプロレス専門チャンネル初代キャスターに抜擢。 現在、年間100試合以上の取材観戦でレスラー顔負けのアグレッシブさを見せている。 その他レポーターやMC、執筆活動など幅広く活躍中。 サヨコアリーナPLUSは、業界でもファンが急増中。