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日曜朝、猫どものご飯の準備をしつつ横目で見ていたテレビのニュースにびっくり、「ど真ん中」の文字が躍っているじゃありませんか。
『民主新代表鳩山氏、岡田氏に「ど真ん中」に入ってもらいたいと要請』
時事ドットコム
まあこれで岡田さんが「カ、カテエ…!」とお返しになったら完璧でしたね。全く会話として成り立ってませんが。
さてそんな5月17日は全日本後楽園大会とKENTA選手プロデュース興行に伺い、KENTA選手興行では取材陣にプレスパス代わりに配られたKENTA選手の格好いいTシャツを嬉しがって着用していたところ「似合わない」「似合わない」と口々に言われ、お前ら夏になったら私のストリートファイター2Tシャツ姿にビビってたじろぐわよと内心思っていました。ちなみに以前番組で着用していい意味でも悪い意味でも異様に反響が大きかったスト2Tシャツですが、福生の米軍基地近くの古着屋で購入した逸品です。もちろん子供服ですが何か?
さて今日の全日本後楽園大会の第4試合で、真田・征矢組vsKAI・大和組という試合が組まれました。事前に何か前振りがあったわけではなく、私も当日初めて気になったようなカードだったのですが、これが闘志溢れるとても気持ちの良い試合でした。
真田・KAI・大和の3選手は07年デビューの武藤全日本生え抜きの同期であり、征矢選手もこの3人と同じ年に無我でデビューし半年後に全日本に移籍しているので、まあ同期といって差し支えないんじゃないかと思います。日々全日本の道場で生活を共にし、切磋琢磨し合っているこの4人のむき出しのライバル意識が、嫌が上でも試合のボルテージを上げていきます。
その根底にあったのは、悔しさでした。試合前から幾度となくKAIに突っかかっていた征矢選手でしたが、自らの手で3カウントを獲って喜びを爆発させた後のバックステージで素直な気持ちを述べていました。
「KAIがプッシュされていて、こんなこと自分で言っちゃいけないのかもしれないけれど、取り残された気がしていて。」
「俺たちにしか出来ない試合だった。正直試合していてすごく気持ち良かったです。今は第4試合だけど、いずれは全日本のメインでこの4人で試合が出来るようになりたい。あいつらは永遠のライバルです」
レスラーにとって、身長とか、格闘技のバックボーンとか、必要とされる要素っていろいろあると思いますが、「同世代の良きライバルがいる」っていうのは本当に恵まれた素養の1つだと思うのです。もちろん中嶋勝彦選手のように、大人達の中でたった1人、ものすごい早さで成長していくレスラーもいますが、基本的には競い合う相手がいるに越したことはない。それはレスラー自身にとってはもちろんそうだし、私たち見る側、そして報道する側にとっても思い入れがしやすい存在になるからです。闘魂三銃士しかり、第3世代しかり、常に私たちはレスラーを「世代くくり」でくくってしまいがち。
KENTA選手プロデュース興行でも、そういった試合がありました。潮﨑豪vs谷口周平。先のシリーズではGHC王座にも挑戦し、三沢社長と組んでGTLにも優勝し、番組にご出演頂いても爽やかな笑顔と素直な受け答えで若手の中では突出した安定感のある潮﨑選手。その1年後輩にあたるのが谷口選手で、アマレスの実績は国体3度優勝と素晴らしいのですが、何せとても口数が少ない方です。秋山選手と一緒にSアリにご出演頂いた時にも、ほとんど微動だにせず、ひと言ふた言、答えるのみで、汗だくになっておいででした。
この2人の違いをわかりやすく表現していたのが秋山選手で、「潮﨑の場合は叩いて叩いて伸びるタイプ。谷口は褒めて伸ばすタイプなんですよ」とおっしゃってました。まあそれを潮﨑選手に言ったら「いやあ僕も褒めて欲しいですよ」と笑っておいででしたけどね。
さてそんな2人のシングルマッチは、これまた非情な闘いに。谷口選手が潮﨑選手をディファの硬い花道に投げ飛ばしたかと思えば、潮﨑選手は谷口選手をコーナーに叩きつけて流血。谷口選手の雄叫びをあげながらの反撃はちょっとぞくぞくしました。最後は潮﨑選手の貫禄勝ちでしたが、記者の質問に答える形で「いずれこの試合がGHCタイトルマッチになる日も来るだろうし」と答えていました。
どうかみんなケガなくこのまま順風満帆な日々をプロレスラーとして送り続けることが出来ますように。そして、今日見た若い選手たちの試合が、満員の大会場でメインイベントで組まれる日が来ますように。そしてそれを、私自身も取材することが出来ますように。そんな日が来たら、たぶん今日の日のことを思い出すんじゃないかという気がします。
「僕がミタさんの年齢になる頃にはミタさんもう60歳ですよ、どうします?」とサムライの若いADに言われて「どうもこうもしませんよ、それが何か?」と反論したミタサヨコがお伝えいたしました。60歳になろうがスト2Tシャツ着てやるさ! そんでもってプロレス会場に取材に行き続けるさ!(←願望)
Profile
- 生年月日:1969年8月5日生まれ
- 血液型:A型
- 出身地:神奈川県小田原市
慶応大学卒業後、1992(平成4)年テレビ静岡にアナウンサーとして入社。 報道・スポーツ・バラエティなどあらゆる分野で活躍し、テレビ静岡の看板アナウンサーとなる。 より一層の飛躍を目指し、1996(平成8)年3月、同局を退社しフリーとなり古舘プロジェクトに所属する。 その後はプロレス専門チャンネル初代キャスターに抜擢。 現在、年間100試合以上の取材観戦でレスラー顔負けのアグレッシブさを見せている。 その他レポーターやMC、執筆活動など幅広く活躍中。 サヨコアリーナPLUSは、業界でもファンが急増中。